最優秀賞に朝岡さん(笠利町) 奄美歌謡選手権 3年ぶり開催、28人出場

2022年06月11日

芸能・文化

最優秀賞に輝いた朝岡歩紀花さん(提供写真)

「奄美歌謡選手権大会」(㈱セントラル楽器主催)が5月29日、奄美市名瀬の奄美文化センターであった。新型コロナウイルスの影響で3年ぶりに開催され、勝ち抜いた28人が出場。最優秀賞にカサリンチュの「たいせつなひと」を歌った朝岡歩紀花さん(15)=奄美市笠利町=が輝いた。

 

大会は、歌を通した奄美のPRが目的で、今回で16回目。奄美をテーマにした曲か、奄美出身歌手の曲を歌うのが条件で全国から応募できる。

 

今大会のテーマは「奄美の風 あなたにつたえたい」。奄美市名瀬と喜界町で4月に開かれた予選会には、奄美群島内外から約70人が参加。関東、関西からのエントリーもあった。

大会には約600人が訪れ、感情豊かに曲を歌い上げる出場者を応援。過去の大会での最優秀賞受賞者など6人もゲスト出演し、来場者を楽しませた。

 

最優秀賞を受賞した朝岡さんは県立大島北高校の1年生で、最年少での受賞。セントラル楽器では、朝岡さんが歌うオリジナル曲のCD制作と販売を予定している。

 

最優秀賞以外の受賞者は以下の通り。(敬称略)

▽優秀賞 基陽斗(喜界町「故郷」、川口真知子(奄美市名瀬)「哀愁の奄美の女よ」、畑直哉(大和村)「ルリカケス」▽奨励賞 山口完二(瀬戸内町)「朝花」